ハンドメイドで売り上げをあげている方の殆どが、
一押し商品を持っています。
これを持っているのといないのでは、
ハンドメイドの強みが違います。
そのデザインやコンセプトを好きになってもらえると、
リピーターさんが増えます。
私の場合はこれと言った売りはないのですが、
ネットで販売開始してから、
半年を過ぎたころにあるものが売れ始め、
ショップの一押しになりました。
それがイヤーフックとラリエットです。
10年ほど前からイヤーフック、イヤーカフ、
ラリエットなどを委託販売していて、
他のアクセサリーより、
これらが売れていたこともあり、
ネットでもそれを中心に置くようになりました。
他にも外では売れていた、
パンジャやチャーム、2Wayシリーズもあったのですが、
ネットだと分かりずらさもあるのか売れず、
数を少なくしました。
今はイヤーカフの人気が高く、
パーツも多くのデザインがあるので、
多くのショップさんが耳ものの中では、
一番数が多いのではないかと思います。
このイヤーカフ。
学生の頃に海外のアーティストの方達が、
片耳に付けていて、
それに意味があることを知り、
そうなんだと感心したことがありました。
ご存じの方も多いと思いますが、
左だとレズビアン。
右だとゲイ。
これが反対に男性が左につけるのは勇気、
女性が右につけると優しさなどと、
意味が変わってくるというものです。
今はLGBTQ+という言葉もあり、
付け方も多様性になり、
日本でつける分には、
どのように付けても、
あまり問題はないのかなと感じます。
ただ、私達のギャラリーでは、
イヤーカフよりイヤーフックの方が人気が高いので、
イヤーカフを少なく、
イヤーフックを増やしています。
他にも一押しがない分、
シリーズものやコンバーチブルなど、
楽しめるアクセサリーを出しています。
売れるきっかけは、
続けているとひょんなことから訪れたりします。
今も売れっ子ではないので、
出たとこ勝負のところはあるんですが、
それでもアイデアが思い浮かぶとメモして、
色々と考えています。
一押しがなくてもミンネやクリーマだと、
私達のような作家でも作って販売できる、
そんな楽しさがあります。
でも、作家さん達の中には、
いずれ自分だけのお店を持ちたいと、
考えている方もいると思います。
そこに一押しがあるのは大きいです。
以前なら明日はあるからと考えていましたが、
このような時代になり、
明日はないかもしれない。
この数年はそんな当たり前のことを、
真剣に考える時間を与えられた気がします。
そんなハンドメイドの世界は、
皆さんにとってはどのように映っていますか。